第2話あらすじ
つい勢いで、自宅の賃貸スペースに楠見親子を住まわせることにした西園寺さん。
楠見も勢いに押されてつい「はい」と言ってしまったものの、「家族でもない人にここまで甘えるのは変です！」と、異常なほどに西園寺さんに気を遣いはじめる。
そんな楠見の頑なすぎる態度に、西園寺さんは居心地の悪さを感じてしまう･･･。
そんな中、夜遅くに娘のルカを抱っこしてどこかへ向かう楠見。それを見かけた西園寺さんは、こっそり後をつけることに。そこで家事育児の大変さを目撃した西園寺さんは、いてもたってもいられずとある提案をしてしまい…！？
感想
クスっと笑えて、ほっこりして、温まる、けどなんか変…!?
楠見くんとルカちゃんが隣に住み始め朝から物音がし出すことに若干の違和感を感じながらも不快ではなさそうな西園寺さん。お互いが気を遣い合い西園寺さんは居心地の悪さを感じてしまうも、人と暮らすってこんな感じだったな、と昔を思い出し感傷に浸ります。
1人夜な夜なシルバニアで遊びながらアイデア喋ってる西園寺さんがバリバリ仕事してる姿とのギャップで可愛すぎます。
そんなバリキャリな西園寺さんがマイホーム購入でちゃっかり貯金無くなってるのが妙にリアルで、楠見くんから家賃が振り込まれて貯金残高が￥66,666 になって震えてるのに笑ってしまいました。
楠見くんの、夜遅くにルカちゃんを寝かしつけてからコインランドリーに出かける怒涛の家事ラッシュについてがリアルで、その合間にも仕事をしようとする楠見くん。シングルファーザーの大変さが伝わり、シングルでなくとも、この子育てと家事の両立の大変さを伝えてくれている描写が胸に刺さりました。
西園寺さんの家で洗濯機を使わせてもらえることになった楠見くん。洗濯機開けたら洗濯物入ってて 「ひゃっ」ってなるのが笑えました。家が火事になってもあんなに落ち着いてた楠見くんが、女性の洗濯物に気を遣って慌てるのが意外でしたね。
ルカちゃんのお迎えに西園寺さんが向かうも引き渡しができず、お迎えが遅くなってしまったことを悔やむ楠見くんの抱きしめる後ろ姿、寂しい思いをさせたという罪悪感を感じたことがある親御さんには共感しかない描写。ルカちゃんの明るさに救われますね。
3人で手を繋いでジャンプ、”よく見る幸せな家族像”そんな光景にどんな思いを馳せていたのか…。
帰宅する3人の前に、西園寺さんのお父さん登場 …違った価値観を受け入れない姿勢のお父さんへの西園寺さんの対応、なんかわかる気がします。でも、この気遣いなく感情をぶつけることができるのが”家族”だからだという、この回のテーマに打たれます。
今回も泣けるポイント!!
しおしお野菜のスープ
「心がしおしおになった時はこれが1番だって」
このシーンは素直に感動しました。西園寺さんの心がしおしおになっているところに温かい野菜のスープ…人の優しさが沁みて、人と暮らすって良いなと思っているんですよね。涙を流して…
なのに…!!
楠見くん：「何が良いんですか？」
西園寺さん：「本気で言ってる!?」「いい大人がスープ飲んで泣いてたのに!?」「楠見くんって変だよね」
このやりとり、泣いてしまった後のクスッと笑えるやりとり。これが火曜日の10時のドラマに求めるほっこりなんです。（火曜10時限定ではないですが）
楠見くん役の松村北斗くんがパパとしての対応がリアルで、ルカちゃんの名前を呼ぶのも、なだめるシーンも、だっこ紐しながらの大変そうな動作も、すごくナチュラルな演技で、本当に子供いるのでは!?というほど馴染んでいるのが素晴らしいと思いました。西園寺さん役の松本若菜さんも、ハキハキとした物言いや可愛らしい姿、ただただ西園寺さんにしか見えない!!個人的、今回の野呂佳代さんと塚本高史さんの演技が大好きでしたね。
「偽家族 なってみようよ」ってどんな展開!?と思いますが、ちょうど良いドラマ感でワクワク。「朝ごはん食べてみる？」で、ぎこちない動きなお二人に最後笑わせていただきました。次回からも楽しみです！
次回、義母登場で波乱の予感？そして謎の男 と西園寺さんとの間には一体何が？
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